MPSロゴ 不思議な組のFD1138T トップページに戻る


NEC製3モード対応フロッピードライブ「FD1138T」
93年発売の初代A-MATE/FELLOWから後継であるFD1148Tを採用した95年1月発売のPC-9801BX3まで
わずか2年あまりという短い採用期間ながら、Windows3.1と「新アーキテクチャ」PC-9821シリーズという
二大旋風を受け多様な機種に採用されたのと、30年近く経った今でも人気の高い機種A-MATEに使われている
関係で各種劣化具合が目立ち「ちょっと衝撃を与えただけでシャッター・ポキー」「コンデンサ液漏れドバー」
と486を愛する(?)98ユーザーの中でネガティブな意味で名を知られたドライブになっております

そんなFD1138T、PC-9801/PC-9821シリーズに採用されたほかにも、純正・サードパーティの外付けフロッピー
ドライブにも採用されましたが、そのドライブはPC-98シリーズに採用されたものとは仕様が異なるという
「特殊仕様」で、故障しても同じ型番でもドライブはそのままでは転用できないことが一部で知られています

ただ「どう違うのか?」までは知られておらず、せいぜいドライブの枝番が異なってるよ!どまりのようです



そんな中、フロッピーアダプタ研究の一環?として、FD1138T(特殊仕様)を採用した外付けフロッピードライブ
2台を手に入れたので、今までのフロッピー信号解析の経験をもとに軽く解析してみました

型番 Logitec LFD-332 IDOL JAPAN ID-35SE PC-9821Ap標準搭載
2DD対応 対応(自動切替) 対応(外部入力)
3モード対応 対応(自動切替) 対応(手動切替)
FD1138T P/N 134-506026-107-0 134-506026-013-0 134-506026-011-0
基板シール G8MXE G8MXE G8KSW
ここでいう「自動切替対応」とは専用ドライバによる切替可否




FD1138Tオリジナル(PC-9821Ap搭載)
P/N 134-506026-011-0

基板シール
G8KSW
134-837781
信号ピン方向(内側が1番ピン)
25 23 21 19 17 15 13 11 09 07 05 03 01
26 24 22 20 18 16 14 12 10 08 06 04 02
奇 信号名 方向   偶 信号名 方向
01 5V ←   02 INDEX OUT →
03 5V ←   04 DRIVE SELECT0 ←
05 5V ←   06 DISK CHANGE →
07 DRIVE SELECT1 ←   08 READY OUT →
09 HEAD LOAD ←   10 MOTOR ←
11 DENSITY ←   12 DIRECTION ←
13 360/300 ←   14 STEP PULSE ←
15 GND ×   16 WRITE DATA ←
17 GND ×   18 WRITE ENABLE ←
19 GND ×   20 TRACK0 →
21 GND ×   22 WRITE PROTECT →
23 GND ×   24 READ DATA →
25 GND ×   26 SIDE SELECT ←
方向:ドライブ<>コントローラ






Logitec LFD-332搭載版FD1138T
P/N 134-506026-107-0

基板シール
G8MXE
134-838113
信号ピン方向(外側が1番ピン)
02 04 06 08 10 12 14 16 18 20 22 24 26
01 03 05 07 09 11 13 15 17 19 21 23 25
奇 信号名 方向   偶 信号名 方向
01 5V ←   02 INDEX OUT →
03 5V ←   04 DRIVE SELECT0 ←
05 5V ←   06 DISK CHANGE →
07 DRIVE SELECT1 ←   08 READY OUT →
09 2DD OUT →   10 MOTOR ←
11 HEAD LOAD ←   12 DIRECTION ←
13 360/300 ←   14 STEP PULSE ←
15 GND ×   16 WRITE DATA ←
17 GND ×   18 WRITE ENABLE ←
19 GND ×   20 TRACK0 →
21 DENSITY ←   22 WRITE PROTECT →
23 GND ×   24 READ DATA →
25 GND ×   26 SIDE SELECT ←
方向:ドライブ<>コントローラ
注釈:特殊仕様FD1138Tはドライブ内部に2DDメディア検出ノッチがあって、2DDメディアが挿入されると
9番ピンから1が出力される(2HDの場合は0)、この出力を反転回路を通して、21番ピンのDENSITYに0として
入力することで2DDモードとして設定されるようだ。PC/AT用ドライブみたいに2DDメディアを入れたら
モード切替回路が自動的に2DDに切り替わるようにはなっていないみたい





IDOL JAPAN ID-35S(W)E搭載版FD1138T
P/N 134-506026-013-0

基板シール
G8MXE
134-838113
信号ピン方向(外側が1番ピン)
02 04 06 08 10 12 14 16 18 20 22 24 26
01 03 05 07 09 11 13 15 17 19 21 23 25
奇 信号名 方向   偶 信号名 方向
01 5V ←   02 INDEX OUT →
03 5V ←   04 DRIVE SELECT0 ←
05 5V ←   06 DISK CHANGE →
07 DRIVE SELECT1 ←   08 READY OUT →
09 2DD OUT →   10 MOTOR ←
11 HEAD LOAD ←   12 DIRECTION ←
13 360/300 ←   14 STEP PULSE ←
15 GND ×   16 WRITE DATA ←
17 GND ×   18 WRITE ENABLE ←
19 GND ×   20 TRACK0 →
21 DENSITY ←   22 WRITE PROTECT →
23 GND ×   24 READ DATA →
25 GND ×   26 SIDE SELECT ←
方向:ドライブ<>コントローラ

とりあえずG8MXE同士ならば接続互換性があるようだ。とはいえ交換ドライブを探し出すのは至難の業
2DD OUT以外はG8KSWをピン変換して無理やり接続するしかない。何も考えずにケーブルを挿し込むと
ピン配置が反対なので普通に燃える発煙します、ご注意!

おまけ:FD1138T/FD1148Tのシャッターとか
不幸にもポキっちゃった場合(まぁ大体ポキるわな)、代替シャッターを何人かの方が作っています
どうしても素材の関係上、白が目立ち気味になるので適当なアイボリースプレーで塗装してあげると
良い感じに目立たなくなります。ただ、バネを無くしちゃうと代替品はどうにもならない
まぁ、バネなくても自重でシャッターが下りてくるので妥協はできると思いますが・・・

DMM.make FD1138Tシャッターとボタン2個セット
DMM.make FD1138Tシャッターとボタン4個セット